卒園式の中で各「おうち」に継承された藍の種。今まで大事に大事に藍の巾着袋の中に眠っていた種に“もう蒔いてもいいですよー”と、時を知らせる『種蒔き』。たくさんのお話を藍先生から教えていただくこと30分。小雨の降る中、テントの中での『藍授業』への集中は素晴らしいものがありました。
そして、佐々木先生から、“これで15代大空襲名だね”とのお言葉をいただいた'21大空さんでした。オメデトウ✨
✏️くみちゃんレポート「今まで見てきた憧れの大空の姿が、今度は自分たちの番という喜びと期待を持ち・・ちょっぴり緊張感を漂わせながらその場に座る子ども達でした。その道の先生に教わるって、子ども達にとっても、大人の私たちにとっても、大変貴重な時間です。みんな真剣そのもの!」
その後、藍の種を手の平に乗せてもらって・・
“藍の種ってどんな特徴があるかな?”と問われ、みんなで観察タイム・・
✏️くみちゃんレポート「初めて藍の種を手にした子ども達。小さな種、命の重みを感じながらじっと・・観察。“ちいさーい!” “さきがとんがってるー!” “つるつるしてる”と特徴を捉えていました。小さな種を両手で大切に持っている姿がとても微笑ましいです。」
いよいよポットに土を入れて、藍の種のお布団を作ります。“みんなはかたーいお布団と、ふかふかのお布団とどっちがいいかな?”と先生。
まずは、先生を「見る」加減を知って真似してみる・・・やまももさん
もみじさん
くぬぎさん
まずはしっかりお水をあげたお布団(土)にいよいよ種を蒔いていきます。パラパラ〜とね。
もみじさん
くぬぎさん
やまももさん
✏️くみちゃんレポート
「指先を意識して小さな種を蒔きました。“私、ここのお部屋まくねー!” “ここやってもいい?”と相談しながら蒔きました。今まで眠っていた藍の種に“もう、育ってもいいよー!”と、みんなが時を知らせたのです。おうちごとに・・そして山の保育園(那須高原保育)にも藍を繋いでいくために、種を蒔き、大きくなるまでしっかりお世話をする、藍のお父さん・お母さんになりました」
お水のやり方にもひと工夫・・です。よく見てね・・
「ジョーロの使い方。水の加減。今まで なんとなく やっていたことにも大事なことがたくさんあったこと教えてもらいました。それから、藍が育つために大切なものは3つ!①土②水③太陽だということも・・そして陽だまりにおいては宿敵?コッコから藍を守ることも✨」
「藍の取り組みが始まりました。そしてそれは、子ども達が次の代に繋いで行くまで続いていきます。前の大空さん達が戦った根切り虫や、種や芽が大好きなコッコとの格闘。そして命を受け継ぐという使命。これからたくさんの物語が待っていますね。引き継いだ藍の種・・15代目の大空の子ども達が大切に紡いで行きますね。」
種という漢字は、のぎへん(草の意味)に重(おもい)と書く。種を蒔き、芽が出るということは「生きる」ということ。みんなもママのお腹に宿った時は初めは卵だった。その大きさは2ミリ。藍の種も2ミリ。命の重さに違いはないんだよ・・と素敵な『命の授業』になりました。
藍先生こと佐々木先生は、宇都宮大学教育学部教授。元保護者でもあり、今年15代大空ということは、15年来・・藍の取り組みでお世話になっているということでになります。本当にありがたいことです。またここから始まる15代大空の藍物語が今年らしく紡がれていけることに感謝して、私たちも学びを深めていきたいと思います。是非、大空さんの保護者以外の皆様も、関心を持って大空さんの藍の取り組みを応援してくださいね。
そうそう・・同じ日に、14代目大空(’20大空)さんが、サプライズで染めていた佐々木先生用藍Tシャツをプレゼントしていました。
昨年の大空さんのアルバムにも使った手法で19人で重ねて染めたそうです。張り切って“段染めです!!”と言っていましたから。ちなみに、サプライズであるはずのTシャツですが、水に浸してあるのを目撃されていたようで・・(笑)