2023年6月16日金曜日

2023藍物語・春(1)


『卒園式で〜もらったよ〜ちいさなちいさな〜藍の種〜🎵』

昨年度保護者と子どもたちで歌詞を書き、プロの音楽家に作曲を依頼して出来上がったこの歌『大空の証』。実体験が綴られている歌詞にプロも「ほんものだ〜これはこの子達とこの活動に関わっている人たちにしか作れない・・」と絶賛✨今年はこの歌と共に、23大空(17代目大空藍)の藍物語がスタートする喜びを噛み締めています・・

さて、どんな、物語が紡がれていくのでしょう・・

まずは藍物語・春をお届けしましょう!!


【藍の種蒔き】4/10(月)

先輩大空さんから受け継いだ『藍の種』を握り締め、陽だまりの「藍先生」である佐々木先生(宇都宮大学教授)のところへまっしぐらに向かった子どもたち・・17年前、今はもう20歳を超えそれぞれに活躍している初代大空藍を育てた07大空さんから、ずっとず〜っと命のバトンが23大空さんまで繋がって、今年の種蒔きができること、本当に嬉しく思いました。

佐々木先生に手に乗せてもらった「藍の種」は本当にちいさくて・・(まさに歌詞の通り…を実感♡)先生に「よく観察してごらん・・」と言われて、じ〜〜〜〜っ👀

「かる〜い」「こんなにちいさいの〜?」「さんかくなんだね」「どっから芽がでるんだろう〜?」
落としてしまうと・・もう見つけらtれず・・悲しい気持ちになりながらも・・種への敬意を表する子どもたちでありました。

『さぁ、種を植えよう!!』

張り切る子どもたちの言葉に、佐々木先生が教えてくださいました・・

『種はね・・植えるのではなく、蒔くのだよ』

そして、種に、『時を知らせた』のはみんななのだから、責任を持ってお世話しようね。(責任=藍のお父さん・お母さんになる)それが「種蒔き」の意味。と、漢字の成り立ちを教えていただきながらお話しいただきました。*注:『蒔』=『草冠:植物』+『時:とき』*

「藍の種ちいさいから・・くるしくなっちゃうかな?」

「この土はおおきいから(多い?)ちいさくしよ!!!(少なく?)」

藍の気持ちになりながら、そっと、丁寧に取り組む姿がありました。(担任談)

藍を育てるのに欠かせないもの、土・水・太陽〜たっぷりと水をあげようね

さらに、「丁寧に」お水をあげるときのポイントは・・佐々木先生に教えていただいて

勢いよく「わかる〜」と宣言した大空さんが実演。なかなか難しい!?!?

こうして、
『大空のみんなが、春ですよ〜、もう育っていいですよ〜と、藍にお知らせをしてあげたことになりました。(と、担任は締めくくります)

そして、はれて、『17代目大空襲名』とのお言葉を佐々木先生からいただくことができました。


【藍の苗観察】

代々・・大空さんから、種だけではなく、いろいろな情報も伝達(伝承)されていますので、この後の、大変さも悩みも従分心得ていますが、ある意味解決策まで伝授されていることもあり、この後順調な活動が続きます。

「おうちごとに置く場所を決めて」観察とお世話が続いていました。

「みんなが毎日見られるところがいいね。」「コッコさんに食べられないようなところ」(新鮮な芽は毎年狙われている〜)「小さい仲間も見られるけど、倒されないようにしないと」


「おおきくなってね〜のおまじない!!」生長が楽しみでのぞいてばかりの大空さんたちでありました!!

日々大きくなっていく藍の芽に、種の皮がついていることに気づいた子どもたち。その様子を観察記録にして見ました。大きさがわからないので、木の枝で長さを測ろう・・との提案もあり、このような形で小さい仲間にも報告しようと、各おうち(もみじ・やまもも・くぬぎ)に掲示してお知らせしました。(担任談)