2020年6月30日火曜日

今日は「藍の先生」の先生「日下田先生」のところにおじゃまします (5歳児 大空組)

幻想的な『藍の華』

200年以上も続く伝統の重みを感じずにはいられない『日下田藍染工房』を訪れました。毎年よこやまさんへの陶芸に合わせて、また藍活動のスタートするこの時期だからこそ・・と、陽だまりの藍先生こと宇都宮大学佐々木教授が案内してくださるこの贅沢な時間。
一歩中に足を踏み入れると、大人も子どもたちもはっと息を飲む瞬間・・・年間の大空活動の中でも、子どもたちはもちろん大人も毎回感動させていただく工房への訪問です。日下田先生のお人柄はもちろん、このにおい、色、空気、道具・・今年は特に茅葺屋根が新調され素敵!!陽だまりの赤壁(磨き壁)を仕上げてくださった左官やさん(白石左匠)も関わって完成した屋根なんだそうです。陽だまりは一流の方に支えられているのだと、改めて感謝感激です・・・

(6/23クラスだより「晴れのち晴れ」より)
(前略)・・・藍の工房を見せていただき、自分たちとの藍の違いを研究して来た大空組です。
たくさんの藍瓶を目の前にして「何個あるんですかー?」と質問。保育園の藍瓶は2つ。けれどここには72個もの瓶があるそうです。4つの瓶の真ん中で火を焚いて温める仕組みがあるのですよ。先人の知恵は素晴らしい。(蓋が見えるでしょ)

「あれ?藍の色じゃない!!!!」「何でー??茶色じゃん」
染めている様子に釘付けの子どもたち、と大人たち・・近い近い(笑)
「今度はみどり???」
空気に触れどんどん変化する色味・・・「あぁ〜藍の色になったぁ〜!!!!」

続いて、大空さんたちもプチ藍染体験をさせていただくことに・・
「大空さんの藍Tシャツは濃い色がいいなぁ」なんて話が聞こえてきました・・

続いてまた別の工房へ。そこでは綿から糸を紡ぐ工程を見せていただきました。初めは「綿から糸を作る」って言われても???だった子どもたちでしたが???
(「糸」は身近なもの、よく知っていますのでね大空さんになると。次は「針仕事」もアップしますね)
「え〜??すごっ!!」「どうなってんの??」まずは“綿繰り機 ”さぁやってみよう!
同行してくれた(みんなの見守りおじいちゃん)裕重さん曰く「裕重さんの子どもの頃は、この仕事をこどもがやったもんだ。終わってから遊びに行ったんだぞー」
いよいよ登場“糸ぐるま”「これが糸ぐるまだったんだー?」と、歌を歌い出す子どもたち。(側転をするときに合わせて歌う歌の歌詞にあるのです。なるほど・・側転ね・・と)
しかし、やってみるとこれは難しい。大人でも難しいもの・・

最後に日下田先生から「藍のお勉強」です。藍にもたくさんの種類があることがわかりました。
「蓼藍(タデアイ)」「琉球藍」「インド藍」「山藍」など、見せていただいたのですが、大空さんは葉の形や大きさの違いから、自分たちの藍がどの苗なのかバッチリわかっていました!
日下田先生、佐々木先生、貴重な体験をさせていただきましてありがとうございました。