昨年はブログをあげられず「いつも見てるのに残念・・」と言うお声を保護者の方にいただき猛反省💦そこで、今年度は、風のたよりもブログアレンジでアップしていくことにしました。
今まで載せきれなかった写真や文字の制限もないため記事に基づきフリーで投稿します。
もしかして『風のたより』よりも読みやすいかもしれません・・
『大きくなりたいから』と話すハンコの儀
陽だまりでは、子どもたちの思いに寄り添いながら、みんなが次のステップを登ろうと、自分の力でチャンスを引き寄せているところです。
藍の種への思いを次の世代へと繋ぐ |
「思わず誰かに伝えたくなるような活動や取り組みを保育の中に位置付ける」ことや、
「自分の思いも大事にしてもらえるためにも仲間の話もよく聞こうとする」等・・
保育の中で、言語活動を大切にしていきたいと思っています。と同時に、ご家庭でも持ち帰った子どもたちの話を丁寧に聞いてあげて欲しいと思います。(お手帳やクラスだよりなどから情報を読み取るなどの下準備もお忘れなく・・)こうした毎日の積み重ねが「対話する力」を育てます。そして、この『対話力』が社会で今求められている力なのだということはきっとご存知のことだと思います!この数値化されないいわゆる「非認知能力」の大切さと強さについては、また後々の記事の中でご紹介していきますね。
そうそう、乳児さんは是非、パパママからいっぱい語りかけてあげてください!!(これも言葉を育てる第一歩として必須。大好きな人と繋がる力も含めてです=愛着形成。)
また、この語り合う時間と質の大切さは、学童さんになってからも必要であることは言うまでもありません。話す習慣が備わっていないお子さんは、成長とともに必要最低限も徐々に語らなくなってしまい、どんどん話す「必要度」を自分で下げていってしまいます。(わかりますか?諦めです・・だから今から、ですよ。)
その割には『この子は親の話を全く聞かない』と言う親御さんたち。あれあれ・・何か違いませんか?都合の良い時ばかり大人の話を聞いて欲しいと言ったて、それはちょっと虫が良すぎる話。話を聞いて欲しいのであれば、まずはお願いベースでお子さんに伝え(大人の都合であることを自覚して)、合わせて常日頃からいつもお子さんの話や思いをを十分に受け止めてあげていることが必要です。そうすれば、子どもたちは大好きなパパママの言うことですもの、真剣に受け止めて、必ずや聞いてくれるはずですよ!
さて、最後にこんなエピソードをご紹介しましょう♪
3/24(金)のことでした。
実は、お父様の海外赴任に伴って、陽だまりを去ることになったTくん。保育Last Dayのこの日。おうち(異年齢構成)の仲間たちとたっぷり遊んで思い出作りの1日を過ごしていました。いよいよ夕方になり・・事務室に上がってきたTくん。お別れの挨拶に来てくれたのかと思って「元気でね〜」と話そうと思っていたその矢先、
いつもの笑顔たっぷりこう言いました。
『いずみちゃん、ハンコちょうだい!!!!!』
そして、その後ちょっと緊張した表情を浮かべながら・・
『虹さんになって、アメリカで縄跳びを作って、縄跳び頑張る』と言ってくれました。不意打ちを喰らって・・でも大感激✨の私。
『では、はじめての・・陽だまり保育園アメリカ支部虹組第1号Tくん!いってらっしゃい!』と言うといつもの笑顔が戻りました😊そしてその後『小学生になったら帰ってくる〜』と言いながらまた話が弾みました。
そこへたまたま通りかかった担任Kちゃん。『え〜知らなかった!Tがハンコもらいにくるの!!それは嬉しいな〜!!』そう言って撮った写真がコチラ📸
子どもたちは実にポジティブです。自分の力で、自分の今後の人生を切り開く力を備えているのですね。
ハンコを大事そうに見つめ進級の喜びを手にし、この思いを胸に秘め次のステージを歩み出す彼の背中を見つめながら、『たかがハンコ・・されどハンコ・・』と思う私でした。
子どもたちの心に残る体験を、そして子どもたちの心を支える体験を、そんな陽だまりでありたいと、いつも心から願っています・・・
(オマケ)
そんなみんなの進級宣言にしばしば登場してくる「先輩大空」改め今日から「学童」となった22大空さん。君たちの卒園時の素敵な姿がみんなの心に憧れと勇気を残しているのが、話を聞いているとよくわかります。本当にありがとう。これは大人の力では決して教えることのできない、陽だまりのこの生活の中でしか獲得し得ない力でした!!!!(全員分写真を載せられなくてごめんね〜)
2023/3/18 陽だまり保育園 『卒園を祝う会』